2020年のよかった探し

つーか、俺続き物の記事書こうとして放置しすぎじゃない?まあいいけど。

 

まあそんなわけで、2020年も残すところあと1日をとっくに切りました。もう2時間ちょいだって。嘘でしょ……?

個人的にも世間的にも、とにかくまあ色々なことがありつつも何もなかったような、ただただ気疲れだけが残った一年だったように思います。

皆さん嫌というほどご存知の通り、僕のようなオタクは新型コロナウィルスのおかげで大幅な生活様式の変更を強いられてしまいました。僕の場合はついでに給料も減った。

春先の大流行からリアルイベントの中止や配信イベントへの移行、ノベルティグッズ配布などの中止はまあ当然の流れとして、声優さんたちの収録にも影響が出てゲーム内のシナリオにCVが実装されなかったりってパターンが出てきたのは、よく考えればわかることとはいえ衝撃でしたね。

今まで各コンテンツにかけられていた魔法*1が解けたオタクたちが半ば強制的かつ中途半端に脱オタク化していく流れの中、僕はどうなったのかというと原初の姿である「ガンダムオタク」へと回帰した一年だったように思います。

イベ代の返金でエアブラシと塗装ブースを買い、錆びかけていたニッパーを新調し、組みかけだったキットを仕上げ、ついでに30MM*2にハマり、積みが増え、積みが崩せず、積みが増え……気づいたら70箱ぐらい積んでました。

なぜオタクは本やプラモを積むのかという生物の習性みたいな話はさておき、今年のよかった探し的な、今年はこれにハマってました的な内容を長々と書いておこうと思います。今の感情のメモとして。

できるだけネタバレ的な内容はぼかしますが、気にする方は以下の見出し一覧だけ見て「ああそいうやこいつこれハマってたな……」程度に気に留めていただければ。

お品書き

TVアニメ: ガンダムビルドダイバーズRe:RISE(リライズ)

このアニメは衝撃でした。

前作にあたるガンダムビルドダイバーズがあまりにもホビーアニメ的な文脈に徹していた*3感があり、主役機であるコアガンダムの珍妙さもあって最初は敬遠していたわけですが、先日のYoutube上での無料配信期間終了間際に観たところまあ面白い。結局2、3日で完走してしまいました。

この作品、ガンダムビルドファイターズのヒット以来続いてきた、ガンプラ制作・ガンプラバトル*4を題材とした”ビルドシリーズ”としてのクオリティも、単なるガンダムシリーズのいち作品としての良さも両方兼ね備えていると思っていて。

まず前者の、ビルドシリーズとしての良さ。

これは僕がさっき珍妙と評したコアガンダムの出自や機体のパワーアップに際してきちんと「ガンプラを作るモデラー目線での描写」が組み込まれていることで、今までのビルドシリーズだとそれこそ取ってつけたように急にプラスチック擦りだす描写が一瞬挟まれて次の場面転換で「ワーできた!!!スゴイヤッター!!!」って感じで機体のアップデートが終わるようなパターンとかが多かったように思うんですが*5、クガ・ヒロトとコアガンダムの物語はそれを許さない。

コアガンダムが誕生した背景にはきちんとガンプラの歴史に埋もれたとある迷キットがキーになっているし、コアガンダムの一部の追加パーツもモデラーあるある(だと思っている)「組みかけで放置していたものを仕上げる」形で物語に出てくる。この点は今までのビルドシリーズにはなかった切り口かなあと個人的には感じました。

次に、いちガンダムシリーズとしての良さ。

これは僕個人がガンダムシリーズ作品に対しての評価軸として重きを置いている「最終話まで完走して主人公の変化、成長が感じられたかどうか」という要素がこと今作はとても強かったので、だいぶバイアスかかってるんじゃないかとこの文章をタイプしながら考えたりもしますが、まあとにかくきちんと主人公や主人公の仲間の心をあの手この手で丁寧にへし折る。(あるいは既に過去話でへし折られている。)そして、きちんと物語の中で各キャラクターをケアして再起(リライズ)させる。

このあたりの人物描写が本当に丁寧に描かれていて好感が持てました。ガンダムSEEDのサイなんか、婚約者寝取られて勝利宣言された挙句続編だと一般企業*6に就職しましたっぽいシーンがワンカット挟まれて終わりですもんね……(文字にするとあまりにも哀しすぎる)

戦闘シーンなんかも特に中盤〜終盤の宇宙戦なんかはそりゃもうグリグリ動きますし、典型的な「動くとかっこいい」のメソッドに沿っていてよかったですね。素コアガン系統の機体は別にいっかなーとか思ってたけどこの前の再販でジュピターヴ買っちゃいましたもの。積んでるけど。

長々と書いてしまいましたが、ガンダムシリーズのファンでも、そうでない人も楽しめる名作だったなあと。「ガンダム全く知らんが……」みたいな人にこそ観て欲しい作品だと思います。

スマホゲー: アークナイツ

なんかホントにもう「お前最近ずっとそれやってんな……」って感じだと思うんですけど許してほしい。

今年の1月にアズールレーンとかで有名なYosterがリリースした*7タワーディフェンスゲームです

さっくり物語の解説をすると、アホほどバカデケェエネルギーを抱えた鉱石*8と、それを利用した技術が広く普及している、地球によく似た惑星「テラ」、半獣半人*9*10の人々が住む世界のお話。

ちょくちょく天災*11が起きたり、鉱石病とかいう不治の病*12が蔓延していて、感染者はわりとガチめの差別を食らったりする。

そんな色々最悪な環境の中でも鉱石病の治療法を探して感染者を救う活動をしている、製薬会社のうさみみ美少女CEO(CV:黒沢ともよ)*13に記憶喪失状態で助け出された主人公(ドクター)*14は、彼らの指揮*15を任されて、差別に耐えかねて暴動起こしちゃった感染者集団との戦いに身を投じていくことになり……みたいな。

ぜんぜんさっくりじゃねえうえに曖昧で注釈が多いな。うん。

でまあ、なんで僕がこんなにドハマリしたかというと、兎にも角にもゲームの全体的な世界観の作り込みとそこに没入させる作り方がすごいんですね、このゲーム。

 

前面に出すとおもんなく感じる単語(スキンとかガチャとか限凸とか)が全部言い換えられてて……みたいなのはまあよくある話なんですけど、なんかこうどれも製薬会社らしくビジネス用語っぽくなってるので、普段社畜やってると嫌でもしっくり来てしまう。「あいっけね、寝る前に求人出しとくか。そろそろエリート来ねえかなぁ……」みたいな。

同様にスキンはコーデだし、ガチャは人材発掘だし、課金無課金問わずゲーム内アイテム買うところは購買部。

あとはメインストーリーもイベントストーリーも無慈悲で基本どっち向いても地獄。ネオサイタマ的に言うならショッギョ・ムッジョ。サツバツ

あ、でも稀にちょっと救いのある終わり方したり、全編通してバッカーノ!みたいなアホ話やってたイベントもありました。……でも明るい話アレだけだな。助けてくれ。

僕自身サイバーパンクSFとかディストピアものの話は元々好きなので、そこのツボにいい感じに刺さったというのはあるかもしれません。

さあみんな、6章までクリアしてチュートリアルの文章を噛み締めよう。

ちなみにぼくの推しオペレーターはロサ(当然の権利のように過去の事件で大きな闇を抱えている)とサイレンス(当然の権利のように若干非人道的な人体実験への関与が仄めかされている)です。

勢力的なところでいうと概ねウルサス学生自治団贔屓なんですけど、ぜんぜん引けてなかったので育てられてない。というか全体的に育てられてない。ドラゴン紙が足りねえ。

今、一周年で特殊なログボやってます。毎日無料で単発回せるのと、基本期間限定キャラいないんですが今珍しく限定キャラが出てきていて、そのガシャが初回だけ10連回せます。フォロワー、ぜひやってみてくれ……

TVドラマ: 仮面ライダーゼロワン

「いや今更??」みたいな話だし「それTVドラマ枠にするか??」みたいな話でもあるんですが、健常者が観ると言われているいわゆる"TVドラマ"は観てないのと、人生で初めて放映中の仮面ライダーシリーズを完走しましたということで。

映画、だいぶ好評なんで観たいんですけど、映画館に行くのに心理的・身体的にちょっと抵抗があるので悩んでます。

元々僕は幼稚園通ってたような頃から基本ガンダムっ子でして、ウルトラマン仮面ライダーもあんまり刺さらず、なんなら勇者ロボシリーズとかもそんなに観てないというまあ変なオタクだったわけです。他にハマったのパトレイバーぐらいですかね。

んでもって、じゃあなんで今更観たのかっていうとこれまたTV放映当日にYoutube上で1話が無料公開されてまして、まあ観た人ならわかるとは思うんですがつかみがめちゃくちゃ上手いじゃないですか、アレでもう続き観るか〜って感じになっちゃいましたね。

「AIの社会進出が人類の生活にもたらす変化」っていうクソ重いテーマを日曜の朝からやるんかい、という衝撃がひとつ。

もう一つは単純にライジングホッパーのシンプル・イズ・ベストなデザインが好きだったのもあるかもしれませんね。メタルクラスタ出てから干されちゃいましたがシャイニングホッパーが一番好きでした。

とりあえずTV版を完走した感想ですが、「推し(不破さん)が死ななくてよかった……」ですかね……

アマプラにあったの観たりとか友達の持ってた円盤借りたりとかで一応エグゼイド、ビルド、ドライブ、W、OOOあたりは一部劇場版とかVシネとかも含めて観たんですけど、マァーだいたい死んでしまったので。推し……*16

終盤の収録がアレになってしまったのは本当に残念でしたが、まあ映画もめちゃくちゃ好評っぽいですし、多分これからVシネとかもあると思うので、 ……あるよね?""仮面ライダーバルカン""あるよね???

音楽: ヘビロテした曲とか

いわゆる今年の楽曲10選みたいなやつをやれるほど幅広く聴けているわけでもないんでそういう銘を打つ気はしなかったんですが要するにそういうコーナーです。

iTunesに今年追加した曲」を「再生数順」に並べて、そこからいくつかピックアップします。

1.MiRAGE! MiRAGE!! / AiRBLUE Moon [丸山利恵(CV:立花日菜), 宇津木聡里(CV:小峯愛未), 明神凛音(CV:佐藤舞), 遠見鳴(CV:土屋李央)] / CUE!

これはまあ、バカ強いので。オタクくんが好きな要素とりあえず入れてみましたって感じですよね。

ゲーム本編についてはまあとっくのとうにリタイアしてしまったので、話し出すとどうしてもネガティブな内容になってしまうから控えたいと思います。宇津木聡里の顔面とたまにTL上に流れてくるクエエエエエ現場での眼鏡かけた小峯愛未さんの写真は今でも好きです。
// 再生数132回(1位)

 

2.ミラーボール・ラブ(M@STER VERSION) / 宮本フレデリカ(CV:髙野麻美), 棟方愛海(CV:藤本彩花), 及川雫(CV:のぐちゆり), 荒木比奈(CV:田辺留依), 姫川友紀(CV:杜野まこ) / アイドルマスターシンデレラガールズ

これ今年なのかよ。CD出たの今年か?まあいいや、定期的に爆踊りしてます。
// 再生数81回(3位)

 

3.パーティーを止めないで / 伊弉冉一二三(CV:木島隆一) / ヒプノシスマイク

zuber_49には"金爆がわりと好き"という隠し設定があるので、まあ発表時は転げましたね。

なによりこの曲、ホストクラブでの出会い故の基本ひととき限りの関係とか、女性恐怖症だったりとか、そういうキャラクターのバックボーンにガッツリ触れているので「いやすっげえなキリショー……」って思いました。
言うてヒプマイ自体のストーリーはほとんど触れてないんですけども。
おまけにディヴィジョン基準での話でいうとハマの曲が好きな傾向にあります(なんなんだお前は)

 

4.シャイノグラフィ / シャイニーカラーズ / アイドルマスターシャイニーカラーズ

19人だからたどり着けた、23人で飛び立つ新しい空。

今年1年、楽しかったことよりも辛かったことのほうが多くて、まあだからこそこうしてよかった探しの記事を長々と書いてるんですけど、そういう辛かった時期にこの曲の明るさ、前向きさに救われたってことも、逆に空回ってかえって虚しく聴こえたこともあって、いろいろな意味で忘れられない曲になったなあって思ってます。

シャニマスも3年目を迎えて……エッ3年……!?うせやろ……

風野灯織18歳……!?

 

5. 義勇忍侠花吹雪 / 可惜夜月[浜口あやめ(CV:田澤茉純), 脇山珠美(CV:嘉山未紗), 道明寺歌鈴(CV:新田ひより)] / アイドルマスターシンデレラガールズ

めっちゃ好きです。7th大阪公演、わりとステージに近い席で観られてよかったなーという楽しかった記憶が残ってる曲でもあります。

そういえば可惜夜月の名前が出たのってわりと最近だったような気がするんですが、ユニット曲が来た時はちょっと驚いたのを覚えてますね

 

6.いつだって僕らは / noctchill [浅倉透(CV:和久井優)、樋口円香(CV:土屋李央)、福丸小糸(CV:田嶌紗蘭)、市川雛菜(CV:岡咲美保)] / アイドルマスターシャイニーカラーズ

ご存知の通り、zuber_49がアイドルマスターシャイニーカラーズで一番好きな女は風野灯織ですが、今年はノクチルの年だったなあと思ってしまいますね。

アイドルになる前から幼馴染みとしてある意味でクローズドだった4人の関係が、アイドルになったことでどう変化して、どこに向かっていくのか。まあ僕なんやかんやノクチルの限定SSRここまでPもSもぜーんぶ逃してるんでなんもわかんないんですけどね!!アハハ!!

 

7.私たちはまだその春を知らない / AiRBLUE / CUE!

2:40〜3:00

以上。

 

8.On My Way / 駒形友梨 / 個人名義

オケがめちゃくちゃ好きなんですよね、この曲。

基本ズムウォルト級ミサイル駆逐艦ぐらい斜に構えがちなオタクなので、アルバムのリードトラックですって感じで出された曲って刺さらないことが多いんですけど、この曲はめっちゃくちゃハマって春先リピートしまくってたのを覚えてます。

www.youtube.com

特別扱いでMV置いちゃお。

 

9.イケナイGO AHEAD / 櫻井桃華(CV:照井春佳), 橘ありす(CV:佐藤亜美菜), 村上巴(CV:花井美春) / アイドルマスターシンデレラガールズ

zuber_49は花井美春さんのお顔と歌声が好きです

確かレッドベリィズwith晴はあったけどあえてのwith桃華っていうのが良いですね。*17巴お嬢はともかく櫻井桃華さんのお家は反骨精神音楽聴かせなさそうですけど。

 

10. オービタル / 駒形友梨 / 個人名義

騙されたと思ってこの曲を聴いてくれ。聴けばわかる。以上。

youtu.be

 

番外 We can go now! (風野灯織 Ver.) / 風野灯織 (CV:近藤玲奈) / アイドルマスターシャイニーカラーズ

風野灯織……可愛すぎでは……!?

 

番外 Joker (M@STER VERSION) (中野有香ソロ・リミックス) / 中野有香(CV:下地紫野) / アイドルマスターシンデレラガールズ

 

おわりに

なんかもう感情の赴くままに全部列記していったらよくわからない長さの記事になってしまいました。ここまで飛ばさず読んだ人がいたらこの前押入れから出てきたからそのまま押入れにしまった未開封HGUCジムあげるのでDMください。

*1:めちゃくちゃ言葉は悪いけど催眠、刷り込みと言い替えても良いかもしれないですね

*2:ガンプラの親戚みたいなもんです

*3:わりにプラスチック触ってるシーンがあんまりなかったし、キットの売上も売り場の状態見ると一部除いてあまり振るわなかったのではないかという気がする

*4:架空の競技です。一応なんか開発中らしいけど。

*5:もちろんそうじゃねえところもあったと思う。でもBF無印もBFTもBD無印もちゃんと観たのだいぶ前だからゆるして

*6:でもないか、モルゲンレーテだし

*7:開発は別んとこ

*8:源石という名前だが、それはゲームシステム的にはスタージュエルであり、ミリオンジュエルであり、フェザージュエルでもある。

*9:ちなみに天使・悪魔もいるしほぼ生物に近いキャラもいる。

*10:仲間の中には工業機械然としたロボットも含まれていて、つい最近は自爆するCV:緑川光のロボットも追加された。

*11:嵐だの洪水だのから隕石の墜落まである

*12:先述の鉱石の副作用みたいなもん。

*13:情報量が多いけどマジ情報です

*14:製薬会社だけど医者ではなく学者のほうのドクター。その他のメインキャラクターに医者もいる。

*15:要するに各ステージの操作のことです

*16:ビルドに関しちゃそもそも登場ライダーだいたい死んでるんですけども

*17:なんか元ネタというか絡んだエピソードあったらごめんなさい