作ろう!プロデューサー名刺(1) - 作るときの考え方とか
この長文置き場の最後の記事が去年8月ってなんですかね?三日坊主にも程があるでしょ…
…ということで。
最近、わりと拙作のP名刺をお褒めいただいたり(ありがとうございます)、「どういうのがいいと思う?」とか、「どういう感じで作ってんの?」とか聞かれる事が多いように感じたので、個人的に「こういうところを気をつけてるよ」ってポイントをいくつかまとめておこうと思いました。
が、準備とか、技術的な部分含めた実制作の領域については書くと長くなる(というか一旦全部まとめて書いてみたけどクッソ長くなった)ので別記事に分けます。
…というか、ググるとだいたいのノウハウは出てくるよというのもあるのですが。まあ追々自分なりのやり方は載せていこうかなと思います。
この記事単体でも結構長くなると思いますが、何かしら皆様の足しになれば良いなと思いつつ。
1.そもそも、P名刺を作るということの意味
4thライブ仕様の名刺のデザインラフを作って知人に見せたとき、「そこまでやる理由あんのか…」なんて、驚かれたのを覚えています。
正直言って僕も半信半疑のまま(自宅のプリンターが壊れていたため)業者に入稿し、印刷したものが届き、現地に持っていった感じでしたが…
結果的には、それなりに力を入れて良かったなあと、むしろもっと力を入れるべきだったかなあとすら思っています。
名刺って、勿論その人自身を示すものでもあるんですが、P名刺の場合は「担当を知らしめるための手段」でもあるのかな、と。
シンデレラガールズというコンテンツにおいては、「担当アイドルに声がついていない!出番もない!」なんてケースがざらにあると思います。
幸いにして僕の担当4人は恵まれている方だと思っていますが、それも先人たちの努力の賜物です。
その点、P名刺というのは「自分の担当です!こんな素晴らしい子がいるんですよ!」と手っ取り早く認知してもらうチャンスだと、僕は思うわけです。
もちろん、そのためには自分の行動や言動に気を遣う必要もあるな、とは思うし、これまでのまだ短いプロデューサー生活の中でも反省しなければいけない事案が多々ありましたが。
P名刺は自分自身を示すものであると同時に担当を示すものでもあると、そう考えれば、できるだけ力を入れて他よりも目立ちたい、何か印象に残るものにしたい、そう思えて来ませんか?
今回長々と記していくのは、そんな時に役に立つかもしれないし、まるで役に立たないかもしれない、僕なりのやり方です。
2.具体的にデザインを練る前に考えるべきこと
…なーんて仰々しいこと言うてますが、今回は「実際に名刺に記載する情報・載せるイラストどうすんねん?」とか「デザイン・レイアウトどうする?」だとか…ってところの少し手前のお話です。
僕の場合、昨年の4thライブ前にP名刺ってものの存在を知りまして、「じゃあせっかく現地行くわけだし僕も作ろうかなぁ」となった時に「それで、これは結局何をするためのものなんだろう?」ってちょっと考えてみた結果、「お互いの交流を深めたり、輪を広げるきっかけにするためのものなんだろうな」ってところに行き着きました。
その時点で、僕が決めた大まかな方向性はこんな感じです。
- (担当は多いけど)とりあえず奏をメインにすること
- 多少は凝った意匠にしたいけど、文字が読みやすく、こちらの意図がわかりやすいデザインであること
- 交換した時に話題にしやすいものであること
一番上は僕の都合なので省きますが、下2つについて。
「文字が読みやすく、見せる相手に必要な情報が伝わりやすいデザイン」、言うのは簡単でもやるのは難しいだろうと感じるかもしれませんが、実際にこのコンセプトをデザインに落とし込む上で意識したのはたった4つの簡単なことです。
- フォントを選ぶ際に、派手な飾りがついていたり、明朝体(これは単純に僕の好みです…)や長体*1は避ける。
- 極端に小さいフォントサイズにしない。*2
- 背景色と文字色にはきっちりとコントラストをつける。
- 載せる情報にメリハリをつける。
これは秋葉原某店*3で見て参考にさせていただいたり、実際に刷ったあとで交換していただいたりした中にもあったんですが、スクリプト書体(筆記体っぽい感じのフォント)で格好良くIDとかお名前とか書いてある名刺とか、コントラスト抑えめ・同じ色調で統一感を持たせたデザインとか、格好いいなあとは思ったんです。
が・・・その・・・
「IDが読めねえ!」「お名前なんて読むのこの人!」なんてことが。いやマジで。
僕が頭弱いからってのもあるんですが、僕の残念な脳みそで理解できないものは真似しても失敗するだけだろうと、そんな流れから、僕の名刺はシンプルに読ませたい情報を読みやすく配置してあげたほうがいいかな*4というところに落ち着きました。
続いて、交換した時(相手に渡した時)に話題にしやすいものであること。
ここのアイデアが一つの肝にあたるのかなあとか考えてるんですが、どうやって他の方の名刺と差別化していくか、"自分の名刺"にするかって部分ですね。
ここについて、僕は「裏面に趣味を書く」というど直球な手段を取りました。
お渡しする際に「裏面にだいたい拾える話題書いてあるんで〜」と一言添えればだいたいなんとかなるのではというノリと思いつきだけで実行したのですが、これが意外と好評、というか効果的でした。
その他、形で凝ってみるとか、角丸パンチを使って角を丸めてみるとか、SSR刺繍封筒自作して入れてみるとか、特殊紙を使ってみるとか。手間や費用はかかりますが色々とやり方はあると思っています。
Twitterでネタ探しをしている際には、名刺に香水をふりかけておくなんてケースもあったりして。*5
Twitterのアイコンとかヘッダーとかと違って、実際に現物が手に取れるわけで、創意工夫の仕方はいろいろですね。
3.実際に作ったデレ4th仕様名刺
さて、ここでさっきから話題に上げているデレ4thの際に僕が作って刷った名刺を見てみましょう。ドン。
左が表、右が裏です。
次回はこの名刺デザインの良いところ悪いところを洗い出して、次の名刺のコンセプトを決定し、それをデザインに落とし込んで行くまでのプロセスを記事にしたいかなと思っています。
よろしければお付き合いください。